■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 最新50

もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら五泊目

305 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/22(日) 03:17:52 ID:nrO9kGK/0
離れて久しい私のふるさとは、何の謙遜もなく、まったくの田舎である。
春にはレンゲが咲き苺の香りが空気を染め、夏の風は青く茂った水田を爽やかに巡っていく。
秋になれば色鮮やかな木々が山を賑やかし、冬は痛いほど澄んだ空に満点の星が輝く。
そしていつの季節にも大気には柔らかな草や土の匂いがまじり、私の心を慰めてくれたものだ。

だから、であろうか。
寝覚めの悪い頭で、長い間帰っていない故郷の生家を、ぼんやりと思い出したのは。
ほのかに石鹸の香る柔らかなシーツと、木造りの壁。それは懐かしいいなかの雰囲気と
とてもよく似ていた。似ていた、が、それだけだった。
見覚えのない箪笥に見覚えの無い燭台――そもそも燭台などというしゃれたものは我が家にはない。
上半身を起こしふと見下ろしてみれば、自分が横たわっていたベッドすらも全く見知らぬ代物だ。
そして私は、何気なく周りを見やる……

……

…………
あああああああああ!!!1!!1!
そんなこと冷静に語ってる場合じゃNEeeeeee!!!!
いやいやいやいやかん、違う、いかん、おつちけ、おちけう、餅つけ、いやいや落ち着け自分。
非常事態発生、至急状況を確認せよ。イエッサー。

478KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

img0ch BBS 2005-07-01 PHP0ch