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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら四泊目

519 :アミ ◆36yZlE15gs :2005/11/29(火) 01:17:44 ID:Zv3ZUynx0
かくがくしかじかと話すと、ふーん。と素っ気ない答え。駄目だこりゃ。
フレノール郊外。
広々とした畑以外は一面草原。花が大地に彩を添える。遠くに目を凝らせば霞がかった海の向こうに集落とおぼしき色とりどりの屋根が見えた。
草原に海からの風が渡る。
正直身体を動かすのは苦手である。
今までの戦闘の中では呪文さえ使えれば魔物を倒せると思ってた。事実倒してきたし、また違った用途にも活用してきた。
回復呪文も習得したし、味方自分の怪我を治すことも出来た。
が。
魔力が尽きたらただの足手まといになるのはいやだ。という考えもあった。
まぁ実際その場面があって足手まといになったし、聖なるナイフを持っていてもただ振り回すっきりでミス連発だった。
あとでアリーナにパンチ連発されたけど。
忙しかったから無理だった、というのは言い訳にすぎない。時間など作ろうと思えば作れる。ただ、まとまった時間を得て一気に習得したかった。
「じゃあ、いい?まず腕立て500回」
「…はい?」
「私のいつもの日課のメニューだけど?」
…体術を教えてくれとは言ったがあんたのトレーニングメニューをやりたいとはいっておらん。
「あの…護身術をお願いします」
体術でも二種類ある。
一つはアリーナみたいな力で押せ押せのパワープレイ。
もう一つは相手の力を利用し、ことを上手く運ぶ。つまり護身術みたいなもん。
あたしは力がないか弱い乙女なので後者を選んだ。


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