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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら四泊目

1 :冒険の書庫の書記 :2005/10/08(土) 23:00:44 ID:oCXhwG/I
ここは
「もし目が覚めた時にそこがDQ世界の宿屋だったら」
ということを想像して書き込むスレです。
小説形式、レポ形式、一言何でも歓迎です。

前スレ
「もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら三泊目」(DAT落ち)
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1122390423
前々スレ
「もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら二泊目」(DAT落ち)
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1116324637/
初代スレ
「もし目が覚めたら、そこがDQ世界の宿屋だったら」(DAT落ち)
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1110832409/

まとめサイト
「もし目が覚めたら、そこがDQ世界の宿屋だったら」冒険の書庫
http://www.geocities.jp/if_dq/

200 : ◆JessicaHsc :2005/10/27(木) 19:34:41 ID:+52hPZCm
     ((/iiiiiii)ミ}}))
     从゚ヮ^,リ ((
      ,ィ,,ノ"⌒i )
     (::::::::::ノ',:::l.       ┏━━━━━┓
      .):::::::;( ',::(二ニm━┫  200get!! ┃
    ノ//^: )`        ┗━━━━━┛
   /⌒ヽ、:_ ゝ
 /   イ━━━
.(  、イ´
 \ ヽ
   \

201 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/27(木) 19:40:35 ID:0EoOfkYb
>>200
目が覚めたらぬるぽがガッされていた。

202 :191 ◆4Ga38uI4wg :2005/10/27(木) 20:22:58 ID:xmLJBcMg
つーかこの仕打ちは何だ。
今頃他のちゃねらー冒険者共は
4の女勇者といい感じになってみたり
舎弟を増やしてオーブ集めにいそしんでみたり
夢が広がりんぐな冒険を楽しんでいるに違いない。
なのに私はいきなり牢獄か。
やった事といえば「しらべる」コマンドを使っただけじゃないか。
ドラクエ神は不公平だ。

次の朝は、衛兵の呼び声から始まった。
なにやら服と木靴を差し入れ、これを着て出ろと言う。
釈放か?!と心をときめかせたがさすがにそんな上手い話ではないだろう。
ゆったりとした服の上に、付属の帯を腰の所で締める。ああ、なんかドラクエっぽい。
衛兵に連れられて階段を上がると、
そこには人々が一斉に頭をたれて座り込んでいた。
つーかここすごい。
馬鹿みたいに高い天井に、これまた馬鹿みたいに空いている無数の小窓から光がそそいでいる。
綺麗とかそんな言葉じゃ表せない。まじすごい。

と、前に神官が出てきて、ぶつぶつと聖書を読み始めた。
そうか、罪人は強制的に祈りの時間につきあわされるらしい。

203 : ◆4Ga38uI4wg :2005/10/27(木) 20:39:05 ID:xmLJBcMg
話がひとしきり続いた後、周りの人間は一斉に立ち上がり聖歌を歌い始めた。
そしてそれが終わると、そこら辺の人間は適当にばらけ始めた。
出口へ向かう奴、再び座りこみ一心に祈る奴、神官に話を聞き始める奴。
よくわからんが熱心な奴らだと思う。
私が来ている白い服はやはりというか、罪人の象徴らしく、
時折通りすがる人は哀れみの目を投げかけてきていた。

地下牢への帰り道、衛兵がなぜ聖歌を歌わなかったのかと私に尋ねた。
なぜも糞も、聖歌など知らない。
それを聞いたとたん、衛兵達の目もとたんに哀れみの目に変わる。
ここにいる奴らにとって宗教は相当人生の中でウェイトを占めているようだ。
そんな奴らにとって、宗教を知らない奴は、無知で無学でとにかく哀れな存在なのだろう。
独房に戻ると、衛兵の一人があわててどこかへ消えた。
しばらくして戻ってきた彼の手には聖書が握られていた。
鉄格子の隙間から差し出されたそれをとりあえず開いてはみるが、文字が読めず私はさじを投げた。
その様子を見てさらに衛兵はもう見てられないといった顔になった。
価値観の相違だよ馬鹿野郎。無性に腹が立ったから寝た。

204 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/27(木) 20:49:39 ID:cTihUGhk
>>162
欲しい!!

205 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/28(金) 00:19:40 ID:AHzR329d
昨日は早く寝てしまったので午前四時ごろに目が覚めた。
あたりはまだ真っ暗だ。
勇者は寝顔さえもへらへらだった、なんておめでたいやつだろう。
おっさんは難しい顔をしている。世界はたぶん貴方にかかっているだろう。
ね〜ちゃんは…屁をこいた。もう何も言うまい。

急にもよおしてきたのでトイレついでに散歩に出ることにした。
夜風が気持ちいい、星もすごい数だ。
近代的なものは何一つないがこれはこれでいいと思った。

「…。」
何かの気配を感じた。瞬間俺はその場を跳びのいた。
「メラ…」
さっき俺がいた場所にソフトボールほどの火炎球がとんできた。
魔導師か…この世界で魔法を使う相手は初めてだ
一人では勝てない…しかしみんなを起こしに行く余裕はない。
もしここで俺が死んでも生き返るのかな…考えたくないことを考えてしまう。

トスッ
魔導師の頭にナイフが刺さっている。
宿屋の入り口には勇者がたっていた。
「危ないよー」
相変わらずノリが軽い。
「トイレ行くなら誘ってよ」
これにやられた魔導師に同情をしてしまう。
二人で仲良く連れションして宿に戻る。
帰り際ボソッと彼はつぶやいた
「俺たちこれからどうなるのかなー。みんなと仲良く旅するだけでよかったよ。」
いつも通りのへらへらの彼だがこんな素直な彼だからこそ勇者なのかなとふと思った。きっと純粋にイイ奴なんだろう。
部屋に戻り二人ともふたたび床について眠った。

明日はナジミの塔へ

206 : ◆4Ga38uI4wg :2005/10/28(金) 00:44:09 ID:AtP7jAJg
地下牢にまで下りてくる情報は無いに等しかった。
未だ私は自分がどこにいるのかすらわからない。
ここについてわかった事は、今現在収容されている罪人は自分一人だという事くらいか。
昨日は聖職者が泣いてカーペットに額を擦りつけているのを見た。
聞くに、ここ建物はそういう奴らにとって憧れの地なのだと。私にはわからない。
結局何も起きず、三日間が過ぎた。
罪状はまだ言い渡されていない。

これからずっとこんな生活が続くのだろうか。
一瞬でも夢見た冒険の日々が眩しい。
銅の剣を振り回し、魔物をもりもり倒してレベルを上げるんだ!
そんなドラクエの王道は、どうやら私には歩めないらしい。
半ばあきらめていた頃、変化の日は来た。

207 : ◆4Ga38uI4wg :2005/10/28(金) 00:47:01 ID:AtP7jAJg
その日は聖歌斉唱の後、少しの時間の間があった。
聖堂ではちょっとだけ自由だ。私は隅に見慣れない物を見つけ、かけ寄った。
ありふれたオルガンの上に、太い金のパイプが天井まで伸びている。
パイプオルガンだ。初めて現物を見た。
ちょっとくらい触ってもいいだろう。好奇心が私の指を鍵盤の上に乗せた。
後先も考えず指先を下ろすと、予想を遥かに上回る大音量が聖堂の静けさを破った。
あまりの音の大きさにギョッとして指を引っ込めるがもう遅い。
衛兵が血相を変えてこちらに向かってきた。
彼の言葉は怒りのあまり震えて何を言っているのかあまり聞き取れなかったが、
まずい事をしたということだけはよくわかった。
この楽器は神聖な物でどうとか奴がまくしたてている内、
あまりの相手の声の大きさに他の礼拝に来た人々、他の兵士達も何事かとぞろぞろと寄ってきた。

と、小さな子供の影がこちらに向かってくる。
気づいた人々は道を開け、姿勢を正した。
怒鳴る衛兵と私の前で子供は立ち止まった。
そして私は硬直した。たった私の腰までの背しかない、小さな子供だと思っていた彼は、皺枯れた老人だった。

小さすぎる。
何か見てはいけないものを見てしまったような気がして、私はつい目を背けた。

「院長、…」
怒鳴っていた奴は何かまだいい足りない顔をして、押し黙った。

208 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/28(金) 13:28:09 ID:v6vTLO+y
ほっしゅ

209 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/28(金) 13:56:38 ID:WIof2ZJD
この板は本当に厨の集まりだなw

210 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/28(金) 14:29:18 ID:Xfd8JS3b
まとめ読んだけどクオリティ高くてびっくりした。
更新されないのかな

211 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/28(金) 17:38:06 ID:AHzR329d
明くる朝
ナジミの塔は孤島にあるがみんなはどうやって行くんだと悩んでいる。
知ってる俺は先導した。(弱いので後ろから)
草むらの中にあるんだよ。と説明する。「だるい〜」この女を連れてきたのは失敗だったとしみじみ思う。
おっさんはため息をついた…

「めら〜」
草むらに火がついた。ね〜ちゃんが魔法を唱えたのだ。いつの間に覚えた!?

あたりは瞬く間に目の前は一面火の海となった。
おっさんは卒倒した。
燃えさかる中動物や人間の声とは違う異質の声が聞こえた。
「ひぃぃいぃい」
遠くで魔導師やらきのこやらが右往左往している。
待ちかまえていたのだろうがあまりにもかわいそうな結果だ。

「どうせあたりは何もないし村で飯たべよーおっさん倒れてるしさ。」
勇者は言った。

…もういいや。あなたについて行きます…

俺がおっさんを担いで村に戻った。
おっさんを寝かせて飯を食う。
満腹になってのんびりしているとおっさんがめをさました。俺がだんだんこの二人に免疫ができているのに対しおっさんはまだだめなようだ。
しばらくして…
俺たちはまたさきほどの草むらへ向かった。
そこには洞窟が口をあけていた。
初めてのダンジョンにドキドキと不安があったが魔物と遭遇することはなかった。途中宝箱があり中身は大したことはなかったがね〜ちゃんは宝箱の方を気にいったらしく、持っていくはめになった。かなり邪魔だ。
そしてそこをぬけ塔の内部へと進入した。
外でみるよりも中は遙かに広さがあった。
魔物の気配がする。ここでは魔物と遭遇してしまうだろう。
おっさん、勇者、俺、ね〜ちゃんの順に並びゆっくりと歩きだした。

212 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/28(金) 17:49:00 ID:WG6nmBfJ
トリップなかったからほかの話とごっちゃになりました

213 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/28(金) 18:04:19 ID:FudNVGVA
トリップの付け方
(名前)→#(但し半角で)→(適当な文字列)

214 :失業者クエスト11 :2005/10/28(金) 18:50:43 ID:iKUnID4B
村を出る。もう決めたんだ。付き合ってくれて・・・ありがとな。

「そうですか・・・気をつけて。でも装備は整ってますか?そのまま村の外に出ると危険ですよ?」

えっ・・・ああ、それはまあ・・・大丈夫だ。あんたは心配しなくて良い。それよりもうすぐ
夕方だ。あんたも家に帰ったほうが良い。

「えっ・・ああ、ほんとだわ。それじゃ、失礼します。・・・気をつけて行かれますよう。」

ああ。ほんとに姉さんそっくりで心配性だな、・・・・・またいつか会おうぜ。・・・じゃあな。
・・・・・・ふう、行ったか。さてと、これからが大変だ。金も無いし、この大陸?がどんなのか
わかんないし・・・。取り合えず、金が要るな。なにか金と引き換えになる物、落ちてないかねぇ。
あー――――くそっ!見つかるわけねえだろーーーが!人間そんな物落としたりしねーよ!!
・・・・・・・・あっ・・・・・やべ・・・民家の樽・・・割っちゃった・・・。
金無いのに弁償なんて出来ね―よ。・・・どうする?・・・逃げるか?

215 :失業者クエスト12 :2005/10/28(金) 19:06:21 ID:iKUnID4B
あ・・・?なんか光ってる・・・?これは・・・コイン?ひょっとして、この村の・・・通貨?
やりぃ!ついてるな――俺って!このコインなんか彫られてるぞ、なになに・・・。難だこりゃ。
・・・『G』?なんの略だろ?ジジイ?それとも・・・わかった!『ガウス』だ!聞いたことあるぞ!
それに一枚じゃないみたいだ。『50G』が3枚と・・・『100G』が一枚、か。えーっと、300ガウス?
じゃねえや。250ガウス、か。コレだけあれば何か買えるだろ、幸い小さな村だしな。
・・・おっ、店がある。なになに・・・『武器屋』?物騒だなあ、おい。でも護身用として持つ分には良いかも
知れないな。入ってみよう・・・。すみませ―ん!・・・おっ、たくさんの槍やら棍棒やら置いてあるぞ。
いかにも武器屋って感じだ。

「はーい!あっ、いらっしゃいませ。なにを御求めですか?」

あ、いたのか。何を御求めって言っても・・・何があるんだ?見せてくれ。

「はい、えーと・・・こんなところですね。」

棍棒と、剣?ああ、銅の剣ってーの?あとこれは?・・・ふーん、樫の杖ねえ・・・。何にしようかな・・・。
扱いやすいのが良いよなあ・・・・・・。うーん・・・・・・・・・。

216 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/28(金) 22:03:26 ID:XgzQk5jj
>>212
判別だけなら名前入れるだけでいいんですけどねー
読む側はそれで充分なのですが、トリップつける意味は騙り防止だね

217 :162 :2005/10/29(土) 00:31:58 ID:AjD6DSgf
>>204
http://dqs.dw.land.to/
にアップしておきました。

218 : ◆36yZlE15gs :2005/10/29(土) 00:54:18 ID:7UaAX5Rq
夜の帳が降りた頃、あたしたちは教会へと集う。
「アミ。ずっと宿で呪文を唱えていたり喫煙したり盆踊りみたいな踊りを踊っていたりしたがホイミは覚えたかね?」
ブライが聞いてくる。なんかやたらと行動を見られているなぁ。ってか盆踊りじゃなくてパラパラっていうんだけど。
「うん、まぁ…付け焼き刃だけど一応は。ヒャドは…あまり練習してないから多分無理。その代わりメラでがんがる(`・ω・´)」
ブライはクリフトとアリーナに目配せしそれぞれ頷くのを確認すると、
「よし…。皆行くぞ!」
おーっと武器を空へかかげ、檜の棒が、聖なるナイフの切っ先が触れ合う。
防具も完璧。皮の盾、皮の鎧(サランで買える最強装備)で固めてある。鉄よりははるかに弱い素材ではあるがそのぶん軽く、あたしの様な可憐な乙女にも持てる。
「では、この中に入りなされ」
初老の神父が籠を差し出した。
「籠ちっちゃ!」
「…まぁ…一人用ですから」
「…これに四人は無理ですね」
「あー、あたし、外に出てるよ」
「え?ですが」
あたしの申し出てに神父が困憊する。
「ってかむしろ籠になんて乗らなくてもいいじゃん。あたしたちは生贄になるんじゃなくて、魔物を倒しにきてんだから。ね?アリーナ。行きましょ」
アリーナの腕を引き北の扉へと向かう。「そ…そうですか…それでは皆さん神のゴカゴがありますように」
背中でぼそりと神父が言う。神父…いままでここから旅立つ娘たちにもそんなベタなシャレ言っていたのか…。

219 : ◆36yZlE15gs :2005/10/29(土) 00:59:03 ID:7UaAX5Rq
「んじゃ行きましょ。…北へ」
夜道は暗かったが一本道であるため迷うことはなかった。
「アミさん、何してるんです?」
「さっきからね、緊張してどうしようもなくてね…こうね…掌に人と言う字を書いて飲み込むと落ち着くんだよ」
そう教えると四人が歩きなががら人という字を書き、飲み込むという異様な風景がみられた。
北にあるという祭壇に辿り着いた。
祭壇、というよりは村人が集まり集会を開くという場所といったほうが似合うかもしれない。
床は思ったほどフラット。結構広い。ここでドンパチするにはいいかもしれない。
ブライが魔力を光として祭壇上空へ放ち、昼間のような明るさを生み出す。暗闇に慣れた目には眩しいが、これで敵味方はっきり区別出来る。
「生贄が来てやったわよ!出てきなさい!」
アリーナがあさっての方向へ叫ぶ。声は祭壇周辺の森へと吸われてゆく。
ぶるっ。
何?この寒気…。
「イケニエガキタ」「イケニエガ」
「イケニエガ」


220 : ◆36yZlE15gs :2005/10/29(土) 01:04:03 ID:7UaAX5Rq
祭壇に霧と共に現れたのは三匹の魔物。
「あばれこまいぬじゃ!しかも二匹!あいつは…カメレオンマンじゃ!」
カメレオンみたいな顔をしているからカメレオンマンなんて安直なネーミングセンスに命名神マリナンもびっくりである。
一瞬、風が通りすぎたと思った。
アリーナの左拳があばれこまいぬAの顔面にごきり、と鈍い音をたてて食い込む。素早く手を引き抜くと右手に持つ聖なるナイフで顔面に何度も斬りつける。
一方的に攻撃を食らったあばれこまいぬAは、登場してまもなく倒され、びくんびくんとその躯を二度大きく痙攣させ、動かなかなくなった。
アリーナは死体を祭壇の外へと蹴り落とした後、再び間合いを取る。
「まずあばれこまいぬから倒せ!」
ブライの声に、クリフトの聖なるナイフが煌めく。
「はぁっ!」
裂帛の気合いを込め、あばれこまいぬBの脇腹を殺いだ。斬りつけた部分からバッと血液がほとばしる。斬りつけている間、あたしとブライは呪文を唱える。あたしはメラ。ブライはヒャド。
あばれこまいぬBは躯に受けた傷もなんのその。…あたしへと駆け出す!

221 : ◆36yZlE15gs :2005/10/29(土) 01:11:10 ID:7UaAX5Rq
小柄だが力はある。いとも簡単にあたしを押し倒してのしかかり、唾の滴るその鋭利な牙で、頭を咬み潰そうとする。
喰われないように口蓋を両手で抑え付けるのが精一杯。腕がワナワナしている。一瞬でも気を抜いたら、多分、頭に牙が貫く。
「ヒャド!」
先程クリフトが傷つけた傷口をブライは狙い氷柱を放ち、串刺しにする。キャウン、と鳴き声を上げ、床に叩きつけられる。束縛が解かれ、あたしはゆっくり起き上がる。
くそ…迂闊だった。小柄な躯で小回りがきくから突進には注意するとテンぺ周辺で出現したとき学習したのに。まさか力もあるとは…。
串刺しになっているし、もう立ち上がれないだろうけども息がある。あたしには考えがある。あばれこまいぬBの口元に右手を翳す。
「危ないです!咬まれますよ!」
クリフトが言うよりも早く。
あばれこまいぬBは喰いちぎろうとばかりに口を開いた。
今だ!
「メラァァア!」
あばれこまいぬBの体内で炎がはじけた。
アリーナは既にカメレオンマンと対立していた。そこにあばれこまいぬを処理したブライとクリフトが加わる。ブライは既に呪文を唱えて終わっている。
「ルカニ!」
ブライへ向けて突進して行くカメレオンマンにブライは呪文を放つ。もしこれが攻撃呪文であれば当たらなくとも牽制にはなっただろう。唱えていた呪文がまずかったか?


222 : ◆36yZlE15gs :2005/10/29(土) 01:18:18 ID:7UaAX5Rq
至近距離では避けれない。カメレオンマンはそのままブライに突っ込み、タックルをかます。小さな体躯は軽々と宙を飛び、床に叩き付けられ、呻く。
老人は大切に!
「ブライ!」
アリーナが一瞬目を離した隙にカメレオンマンの錫杖がみぞおちにヒット!
「姫様!」
悲鳴にも似た声を発し、クリフトがアリーナが駆け寄る。アリーナは腹を抱え、息も出来ない状態。急所をやられた。
いけない。このままではやられる!
「援護を!」
言わずもがなクリフトはすでにホイミをかけアリーナを回復させる。
あたしはすっくと立ち上がり呪文を唱える。ブライ、ごめん。あとで治療するから!
「メラ!」
炎の玉を生み、投げつける。ブライに襲いかかるカメレオンマンに直撃!爆風で吹っ飛ばされたカメレオンマンに再度メラをぶつける。
が。カメレオンマンは呪文を唱え、緑の光が躯を包むと、負わせた火傷がなくなり何事もなかったように立ち上がる。
ホイミを使えるのか!?
なら回復量を超えるダメージを与えればいい!
カメレオンマンは素早い動きで床に伏せってる弱ったブライを更に錫杖で殴る。

223 : ◆36yZlE15gs :2005/10/29(土) 01:23:09 ID:7UaAX5Rq
ブライが発する呻き声がやがてすやすやと寝息をたてる。
…あ…。
一つ、疑問があった。
魔物が、カメレオンマンがどうやって娘たちを喰ったのか。殺してから喰う、と考えていたのだが。眠らせたんだ。これなら痛みもなく苦しまない。
………。
「よくもやってくれたわね」
クリフトのホイミにより全回復したアリーナが立っていた。背後から闘志が燃えたぎっているのがわかる。なるべくなら近寄りたくない。
拳に力を溜め、目をカッと開き、見定める。そして。
「これわぁ、娘たちのかたきいぃいい!!」
ごすっ!
力がこもった拳がカメレオンマンのみぞおち付近にめり込む。くはぁ、と体液を口から吹き出した。…あとはアリーナが袋叩きにしていた。
カメレオンマンの命の炎が消えるとその躯は灰のようになり、さらさらと音もなく風にさらわれた。
「はあはあ…やったわね」
アリーナは額から流れ出る汗を手首で拭き取る。
「もうこんなのはこりごりじゃわい」
クリフトのホイミにより、ある程度回復したブライが疲労のこもった声で呟く。
終わった。村へ帰ろう。
村長の家に行くと村人全てが集まっており、倒したことを伝えると歓喜に湧いた。


224 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/29(土) 01:33:08 ID:5nXQX6Y+
>>217
GJ!明日試してみるわ

>>◆36yZlE15gs
投下中かもしれんが…乙です。これからもがんばれ

225 : ◆36yZlE15gs :2005/10/29(土) 01:33:44 ID:7UaAX5Rq
ホイミで回復はしたが一応傷を看てもらい、尚且つ食事もいただいた。血なまぐさい後ではあまり食欲は湧かないが…。戦ってぐったりな四人は宿をとり、休んだ。
翌朝。
テンぺの村は喜びに満ちていた。魔物に脅かされることがなくなったこともあるが、生贄候補だったニーナの結婚が決まったそうだ。
武器屋の主人もこれで商売に身が入ります。そのお礼にとクロスボウをくれた。使い方が簡単で軽いということでブライが装備した。村長からもいくばかりのお金をいただいた。
更に東の大国エンドールでは武術大会が行われるそうです。と情報をくれた。これが武道家アリーナの目を輝かせる。
ブライは当然止めたが、もう一人の世界にいっているアリーナの耳には入らず。
「さぁ、夢のエンドールへ行きましょう!行かないなら置いてゆくわよ!」
アリーナが北に向かい歩いてゆく。
「姫ぇ。行きますよ。待ってくださいよ」
クリフトが急ぎ後を追う。
「やれやれ…仕方ないですな」
溜め息ひとつ吐いてとぼとぼと歩くブライ。
まずはこれより東、フレノールへ一行は向かう。
LV 6 up!
HP28
MP30


226 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/29(土) 09:42:36 ID:qKQD4zh7
おおっ!楽しみになってきたな。総長はまだかな?

227 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/29(土) 09:47:32 ID:8LklvRrl
>>217
やばい!ありがとう!

228 : ◆4Ga38uI4wg :2005/10/29(土) 16:05:57 ID:ESqIa8RF
才能が無い。
そう気づいたのは中学に上がったぐらいの頃か。
私がピアニストという夢を捨ててからもう長い月日が経つ。
あのあたりから私の人生はどうもうまくいかなくなっていった気がする。
高校受験、大学受験と立て続けに失敗し、職についても半年も続かなかった。
常に苛々とした日々。
辛辣、ドライ、血が通っていない。随分な暴言を捨て台詞に、寄る男は皆逃げる。

奇妙な縁だ。今、私はよくわからない世界でパイプオルガンの前に座っている。
深呼吸。寺院の早朝は寒く、依然として吐く息は白い。
手指を鍵盤の上に構え、そして。
パイプオルガンの音色と共に聖歌がこだました。

私には職が与えられたのだ。オルガン奏者という。

罪人だという事実は変わらない。
それでも寺院の為に働くのは評価される行為なのだと、
院長と呼ばれる小せぇ爺さんが言っていた。
理屈はよくわからないが、周りからの扱いが変わった事だけは喜んでおく。
質素なドレスを貰ったので肩に穴の開いたパジャマと罪人服は処分してもらった。

聞くに、本来オルガン奏者はある程度格式のある聖職者が担う物で、
罪人なんてとてもありえない話とのこと。
それでもそういう事をしてしまうのがオディロ院長なのだと、歯を見せて彼は笑った。聖書をくれた衛兵だった。
オディロ院長には感謝しなくてはならないな・・・。

229 : ◆4Ga38uI4wg :2005/10/29(土) 16:06:49 ID:ESqIa8RF
とにかく、院長の名で、ここが8の世界だという事がようやくわかった。
8か。プレイはヤンガスの知り合いの女に会うあたりで止まっている。
こんな事になるならせめてもう少し進めておけばよかったな。
わりと馴染んできた地下牢の一室でそう考えながら私は寝転んだ。

結局この部屋と聖堂とを行き来するだけの狭い世界で、私は一月あまりを過ごした。



釈放と知らされたのはとある日の夕方だった。
オディロ院長とナイフの持ち主だった老人の厚意による早期釈放だという。
全身の力がどっと抜けた。ようやくか……。

金も行く所も無いので、もうしばらく修道院で雇ってもらう事とした。
まずは旅立ちの資金を得よう。焦ってはまた失敗しかねない。
寝泊りは近くの港町の宿屋を取る事とした。ここは基本的に女子禁制なのだそうだ。

話を院長とつけた所で、修道院から外に出た。
目の前にいっぱいの草原が開ける。すげえ。私は今、自由だ。
貰った銅の剣を握り締める手に自然と力が入る。
しかしこの剣、なかなか重い。
金属の塊なんだから当たり前と言ったらそうなんだが…こんな物振り回せるんだろうか。

考えても仕方が無い。
私は港の宿を目指し、フィールドに踊り出た。

230 :失業者クエスト13  :2005/10/29(土) 16:22:57 ID:QUo7XKgF
・・・・よし、決めた!この竹の槍にしよう!これ、いくらだ?・・・『50ごーるど?』
ガウスじゃないのか・・・。まあいいや、はい『50ゴールド』。

「ありがとうございます。ここで装備していかれますか?」

装備?解らないが・・・一応しておこうか。・・・へえ、こういう風に肩に掛けて背中にしょ
って歩くのか。便利で良いな、これ。

「これから村の外に出るんですか?ならば、盾や鎧もあったほうが良いですよ。最近物騒
 ですからね、準備はぬかりなく。」

たて、と・・・よろい?そんなもんまでいるなんてどういう世界だよ。でも、もしもの為に
あったほうが良いかもな。買っとこうか。

あ、これか?『防具屋』。・・・すいませーん!たてとよろい、くださーい!
・・・へぇ・・・意外と高いのな。残金200ゴールド、か。一番安いのは?コレ?
・・・ちょっと・・・・頼りないな・・・。2番目に安いやつは?
・・・・・・『旅人の服』と『皮の盾』?合わせて140ゴールド?お値打ち?じゃあ、
コレにしようか。・・・装備?ああ、後で自分でするよ。

「それより・・・薬草はありますか?怪我した時の為に買っておいてはいかがですか?」

・・・俺はそんなにドジじゃねぇよ。確かに怪我したら嫌だな、買っとこう。

231 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/29(土) 16:28:06 ID:DkRdNOKV
4の人が復活してスゴく嬉しいです!
他の職人さん達も頑張って下さい!

232 :失業者クエスト14 :2005/10/29(土) 16:41:11 ID:QUo7XKgF
道具屋、か。入ってみよう。すいませーん、薬草くださーい!・・・何々?8ゴールド?残金60ゴールド
だから7つ買えるな。お釣り4ゴールド・・・もう金がねぇ。まぁなんとかなるか。

これで準備万端だ。やっと村から出られる!おい、警備員のおっさん!そこ通せよ。

「おっ?さっきの小僧か。・・・よし、準備してきたようだな。この村を出るんか?気ぃつけてな。」

おう、ありがとよ。

・・・・・・・・これが、村の外?なんつーか・・・空は夕焼けしてるのに・・・なんか・・・不気味だ。
早めに目的地に・・・って、他にどこに村があるか知らねえよ!聞いた話では・・・サンタローズ?っていう
所があるらしいが・・・・・・。地図が無いから方角がわからねえ・・・。
・・・・・・・・・ん!!??なんか・・・・なにか・・・居る!?ガサガサ音が・・・・・する!!??
いったい・・・なんなんだ、なんなんだこの世界はよ!
・・・・・・・こっちに近づいているようだ・・・。・・・・・・徐々に徐々に近づいてくる・・・。

・・・・・・とまった?・・・いや、違う!!・・・・・・俺の足元か!!


                うわっ!!!

233 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/29(土) 20:06:07 ID:shqPMaOQ
ここも活気付いてきたなー

>>217
システムエラーばっかり発生するんだけど仕様?

234 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/29(土) 20:20:53 ID:EC4CkgAl
>>217
装備は色々でるけど回復アイテムがさっぱりでらんな
いつも死にかけ

235 :217 :2005/10/29(土) 21:17:44 ID:AjD6DSgf
>>233
仕様じゃないですw
考えられるのは、初回起動で通信を許可してないときぐらい。

また、試せない実機での動作確認はとれてないので
動かないのもあるかもしれないです。
一応900i準拠の開発環境では正常動作してます。

>>234
単純な確率論で言えば回復アイテムの取得確率は装備品の2倍としてあります。
ただ、調べた内容回復アイテムの種類自体が少ないので、装備品より出にくく感じるかと思います。


ってか、明らかにスレ違いな話題すみません。
したらば借りたので以降は

http://jbbs.livedoor.jp/game/26277/

でお願いします。


236 : ◆qdB5QYIaRc :2005/10/29(土) 21:50:16 ID:7K8h/iGv
村で飼っている鶏の鳴き声で目が覚めた。朝5時半だ。早過ぎる。鶏をミンチにしてやろうかと思ったが、朝は弱いのでそんな気力も無い。
もう一度寝ようとするが、鶏の鳴き声と長老のいびきが煩すぎる。老人は体力が無いから早起きのはずだが、この長老はでかい口をあけて幸せそうな顔で寝ている。永遠に眠らせてやろうか。
仕方ないので、ベッドから起きて、顔を洗いうがいをして外に出た。
外に出ると、朝日が眩しかった。空気が澄んでいて肌寒い。気持ちの良い朝だ。元の世界にいた時はこんな気分味わった事なかったかもしれない。
それはともかく、俺はもう村を出る事にする。山登りはかなり時間がかかりそうだからだ。
長老を起こさないように長老の家に忍び足で入り、俺が寝ていたベッドの横に置いている袋と武器を持って、家を出た。
その後、こんな朝っぱらから開店している道具屋へ行った。こんな時間に客が来るのだろうか。
道具屋の主人の話によると、山にバブルスライムと言う毒を持っている魔物が出るらしいので、毒消し草1個と薬草5個を買った。
次は武具屋へ行く。こんな村に強い装備があるとは思えないが。


237 : ◆qdB5QYIaRc :2005/10/29(土) 21:50:50 ID:7K8h/iGv
「らっしゃいらっしゃい!」
ツノマスクを被った半裸の変態が、手を叩きながらでかい声をあげる。朝から元気な奴だ。
壁には色々な装備がかけられていた。武器はもうあるので、身を守る為に防具を探す。
その中で、マント付きの青い服に目がいった。防御力がどうこうより、かっこいいと思った。変態に試着させて下さいと言った。
「おう、旅人の服だな!ほらよ!」
旅人の服を渡される。さて、試着室は…ない?
「試着室?そんなもん無いぜ!ここで着替えな!」
何てこった。本物の変態だ。女の客に行ったらセクハラで訴えられるぞ。
まあ胸毛が異様に多いとか、胸に七つの傷があるとか言う訳ではなかったので、その場で着替える事にした。
布の服を脱ぎ、旅人の服を着ようとする。その時何となく変態の方を見てみると、まじまじとこっちを見ていた。しまった、ホモだったか。そこまで考えつかなかった。
「あまり良い体つきとはいえねえな。初級冒険者にしてもあまりにも締まりがなさすぎる。」
何が言いたいんだ。筋肉質だったら「や ら な い か」とでも言うつもりだったのか?
旅人の服を着てみると、思ったより軽く、肌触りも良かった。防御力も高そうだ。俺は旅人の服を買う事にした。
「毎度あり!70Gだぜ!」
70G払い、新品の旅人の服を貰って着替えた。
「今度来る時はもっと締まった体で来いよ!」
変態は最後まで変態だった。やはり締まった体だったら例の台詞を言うつもりだったんだ。俺は世界中に、この村の武器屋は変態だった。という事を伝える旅に出る。




238 : ◆qdB5QYIaRc :2005/10/29(土) 21:51:45 ID:7K8h/iGv
村のパン屋で売っていたスライムパン(4G)というカレー味のパンをかじりながら平原を歩く。カレーパンと言えよと思ったが、この世界の住人は味より形に拘るんだろう。因みにスライムとは最初の日に出会った青い流動体の名前らしい。
丁度カレーパン、もといスライムパンを食べ終わった頃、山についた。
山は緩やかな斜面で、道も整備されていたので、登るのはさほど苦痛ではなかった。
突然山の上から魔物が落ちてきた。緑の流動体だ。横に長い体で、体の周りに緑の粒が浮遊している。
スライムやドラキー(青いコウモリの名前らしい。長老が言っていた)と同じく、ニヤニヤ笑っていた。何故魔物にはニヤニヤ笑う奴が多いのか。自信からくる余裕のせいだろうか。
俺は剣を構え、魔物に斬りかかる。魔物は何の抵抗もせずに斬られ、緑の浮遊物が飛び散って俺の手についた。浮遊物をはらう。
魔物を倒した。意外に弱い。この調子なら楽そうだ。


239 : ◆qdB5QYIaRc :2005/10/29(土) 21:52:15 ID:7K8h/iGv
さっきから気分が悪い。腐った物でも食ったのだろうか。俺の体が蝕まれていく感じがする。体中痛くなってきた。
その時膝が地についてしまった。足が震えて動かない。
一体どうしたんだ。腐った物とか言うレベルじゃない。毒物でも飲まされた感じだ。
…毒?そうか、さっきの奴が道具屋の言っていたバブルスライムとか言う奴か。緑の浮遊物が手についた時毒におかされたんだ。
俺は急いで袋から毒消し草を取り出し、かじった。まずい。実は毒草なんじゃないか?
毒消し草を飲み込んだ途端、体の痛みが治まり、吐き気や頭痛もなくなった。が、体が動かない。体力は回復しないらしい。俺は薬草を取り出して飲んだ。
まずい草を一気に2つも飲んだら、逆に腹を壊しそうだ。大丈夫だろうか。心配だ。
不安を抱えつつ、再び山を登り始めると、今度は腐ったキノコが現れた。
キノコは舌を出して、やる気のなさそうな目でこちらを見つめている。こちらもやる気が出なくなりそうだ。
向こうが動きを見せない。魔物ではないのだろうか。俺は剣を握って、微動だにせずキノコを警戒する。
それよりさっきから甘い匂いがする。何だろう。まさかこの腐ったキノコからこんな匂いが?
なんか眠くなってきた。まぶたが重い。睡眠不足じゃあるまいし。
だめだ。眠すぎる。もう寝てしまおう。死のうがどうなろうが関係ない。俺は眠さには弱いんだ。
俺はその場に倒れこみ、眠ってしまった。




240 : ◆qdB5QYIaRc :2005/10/29(土) 21:52:52 ID:7K8h/iGv
目をあけると、何処かの建物にいた。殺されはしなかったらしい。
目の前に神父がいる。教会のようだ。神父が助けてくれたのだろうか。
「目が覚めましたか。ここは山頂の村。お仲間の方が、傷だらけのあなたをここまで運んできたんです。一日近く寝てたんですよ。」
仲間?俺は一人旅だぞ?一体誰が…。
「教会の外でお待ちしておられる様ですよ。」
神父にそう言われ、俺は小さな教会を出た。すると目の前に、黄色い体毛に赤い鬣の魔物が待ち構え…ってあの時の虎!?
驚いた。どうやら俺の匂いを嗅いでついてきたらしい。あの時のように俺になついている。しかもエッチな下着を口にくわえて。
ここまで追いかけてくるとは…しかし助けてもらって、追い払う事などできない。
…仕方ない。こいつと一緒に行く事にする。かなりの戦力にもなりそうだ。

さっきから村を探索している訳だが、虎を連れているのにみんな驚かない。子供は可愛いと言って、頭を撫でている。集団催眠術にかかっているのではないだろうか。
村を探索したが、武器屋や道具屋がない。無用心な村だ。しかも手に入れたのは、子供から貰った種だけだ。食べると力が湧くらしい。
俺は朝飯代わりに、力の種を食べた。こんな物では腹も心も満たされないが。
飲んだ途端、俺の腕の筋肉が盛り上がり、太さが二倍になった。
違う。一瞬幻覚を見ただけらしい。種一つでは外見にほとんど変化はないだろう。まあ二の腕の脂肪ぐらいは多少誤魔化せたかもしれん。
話は急に変わるが、村人の話によると、村の東にある橋を越えると山中の洞窟があって、そこから山を降りられるらしい。
それを聞いて、俺と虎はすぐに橋を渡る。山の向こうに見える景色が美しい。平原しか見えないが。
あのキノコのおかげで登りきるのに丸一日かかってしまったが、降りは楽そうだ。夕方になる前に降りきってやる。
俺は気合十分で、山中の洞窟に入っていった。




241 : ◆qdB5QYIaRc :2005/10/29(土) 21:53:36 ID:7K8h/iGv
薄暗い洞窟を、慎重に進む。どこからともなく聞こえてくる水滴が落ちる音が、緊張感と恐怖を倍増させる。
とその時、前方に火のついたロウソクが見えてきた。デカイ。1m近くある。
恐らく魔物だろうと思い、警戒しながらロウソクに近づくと、いきなりロウソクが突進してきた。避けきれずに直撃し、尻餅をつく俺。
やはり魔物だった。今まで魔物と言ったら猛獣や、巨大化した虫などしか思い浮かばなかったが、変わった魔物も多くいるようだ。
俺は立ち上がり、銅の剣でロウソクの目を突いた。目を押さえてハァハァ言いながら悶えている。なんか面白い光景だ。
魔物は片目で俺を睨んだ。
「…メラ!」
ロウソクが謎の言葉を発した瞬間、ロウソクの火から小さな火の玉が現れ、俺に向かってきた。
俺は間一髪で避ける。が、後ろにいた虎に当たって、虎の体が燃えた。
火は3秒ほど燃え続け、自然と消えた。虎は悶えている。
すまない。俺が弱いばかりに迷惑をかけて。今は反省している。安眠してくれ。
その時、虎がいきなりロウソクに飛び掛った。物凄いスピードで、ロウソクに噛み付く。
虎の鋭い牙はロウソクを簡単に貫通し、噛み切ってしまった。ロウソクは倒れ、消滅する。
恐ろしい力だ。こんな奴が俺になついているのか。頼もしくもあるが、もし敵になったらと思うと恐ろしい。




242 : ◆qdB5QYIaRc :2005/10/29(土) 21:54:11 ID:7K8h/iGv
暫く歩いていると、光が見えてきた。もう山を降りたのか、と思いながら洞窟を出る。
…違った。まだ山の中腹辺りだ。やはり山道は厳しい。
残念な気持ちを抑えながら、だらだらと山道を降りる。
でかい岩が見えてきた。おっさんが岩に押し潰されている。そう言えば落石注意みたいな看板があったな。
おっさんに構ってる暇などないので、俺はスルーした。おっさんが苦しんでいる横をずかずかと通る。
「ちょっと!見捨てないでくれよ!」
やはり話し掛けられた。面倒な事になった。俺がこんなでかい岩を持てるはずがない。
「そ、そんな…。」
…仕方ない。俺も鬼ではないので、一応やるだけやってみてやる。
俺が岩を押すと、簡単に岩が動いた。何だ?実はかなり軽かったのか?
いや、違う。よく見ると顔がある。またしてもニヤニヤと笑っていやがる。
俺はこの岩を魔物と判断し、銅の剣を構え…いや、こんな剣効きそうにない。と言う事で崖から蹴り落とす事にする。
俺は魔物に向かってダッシュし、飛び蹴りを放った。
「…メガンテ。」
蹴りが当たると同時に、魔物が謎の言葉を発した。魔物はゴロゴロと転がり、崖から落ちる。
崖から落ちていく魔物を見ていると、急に魔物の体が光りだした。
「ぬわーーーーー!!!」
物凄い断末魔の後、轟音と共に魔物が爆発した。俺は爆風で飛び散る砂が目に入らない様に、腕で目を防ぐ。
恐らくさっきのメガンテと言うのは自爆する時に言う言葉で、俺達を巻き添えにするつもりだったが、タイミングを間違えたらしい。ニヤニヤして油断してるからそう言う目に遭うんだ。
「あ、ありがとうございます!」
俺はああ。とだけ言い、すたすたと歩き出す。これ以上おっさんに構ってられん。
「あ、あの!お礼に近道を教えるだ!」
その言葉を聞くと同時に、足を止める。そういう事なら話は別だ。




243 : ◆qdB5QYIaRc :2005/10/29(土) 21:54:43 ID:7K8h/iGv
5分後、俺達は幅1m足らずの、隣がすぐ崖の道を通っていた。
…畜生。ジジイめ。こんな危険な道通りやがって。突き落としてやろうか。
俺がジジイを後ろから睨んでいると、何やらギャースギャースと鳴き声が聞こえてきた。空を見ると、1羽の鳥がこっちを見ながら鳴いていた。
「まずい!キメラだ!早く逃げるだよ!」
オヤジが急に早足になる。
ちょっと待て、速すぎだ。崖から落ちるだろ。
俺は足を滑らせそうになりながらも、おっさんについていく。
キメラが俺に狙いを定めたらしく、クチバシで俺の頭を突いてくる。
痛い。頭がかち割れそうだ。なんか血が出てきた。やめろ、お前。
俺は銅の剣で抵抗する。と言っても、剣をブンブンと適当に振ってるだけなので、キメラに簡単に避けられた。
「バギ!」
おっさんが謎の言葉を発した直後、キメラの周りに小さな竜巻が現れる。竜巻は刃の如く、キメラの体を切り刻んだ。
キメラは羽を怪我したらしく、そのまま下に落ちていった。
「さあ、行くだよ。」
何事もなかったかの様に進みだすおっさん。…そんな力があるなら初めから使えよ。

その後は敵に遭う事もなく、昼過ぎには山を降りる事ができた。
「ここから北に行くと港町があるだ。じゃあわしは行くだよ。」
おっさんが再び山に登っていく。さて、俺も行くか。
俺達は更に北にある港町に向かった。

Lv6
HP39
MP0
武器:銅の剣 鎧:旅人の服

244 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/29(土) 23:09:00 ID:SJ7dDM8q
>>qdB5QYIaRc
乙。
相変わらずギャグの切れイイ!!
続き期待。

>>4Ga38uI4wg
♀だったのかよ!!

245 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/30(日) 12:21:03 ID:6pCxrFVu
>>217
なぜしたらば
携帯電話ゲー板にでもスレ立ててくれ
したらばじゃ人こなさすぎ

246 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/30(日) 13:24:31 ID:T5Y5Ii5M
えらそー

247 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/30(日) 14:03:46 ID:tdsY7W8l
>>245
人こない代わり、dat落ちを気にする必要が無い。

248 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/30(日) 15:19:47 ID:6pCxrFVu
>>247
したらばにスレ立ってたから書き込んどいたけど
このスレの住人だけでやるにはもったいないと思た


249 : ◆YMZ0SIaHpg :2005/10/30(日) 17:31:36 ID:KAWZ7hI4
「・・・ん」
窓から射す陽射しを浴びながら、俺はゆっくりと目を開け、あくびをしながらボサボサの頭を掻きむしった。視界がはっきりしてくるのと同時に、部屋の異変に気付いた。
なにやら雰囲気が違う、俺は自分の部屋で寝なかったのだろうか?
寝ぼけた頭で記憶を辿ってみる・・・。いや、やはり自分の部屋で寝た、そこまでは確かに覚えている。昨日は部活に参加した後、酷使した体を休ませようとカラオケの誘いも断り、いつもより随分はやく、そう11時には布団に入ったはずだ。
「何処だ、ここ?」
俺の部屋は6畳程度のせまい部屋だった。それがどうだ?俺はログハウスのような部屋で、真っ白なベッドに寝ていた。
頭の中で「?」が飛び交っている。まさにパニックってやつだ。

しばらくボーっとしていると、急に部屋のドアが開いた。

250 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/30(日) 22:35:38 ID:ofTPzM1S
インターネットに接続するだけでお金儲けする方法だよ
無料で出来ます
http://getsmoney.net/MORE/cashfiesta/?id=keio2003

251 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/31(月) 02:11:47 ID:4gYLfet7
こう盛り上がってくると、いつ、また過疎ってしまうのか不安でしょうがない

252 : ◆4Ga38uI4wg :2005/10/31(月) 13:48:42 ID:1uMbFn9L
急がなければ。刻々と日は傾き朱色を増していく。
途中足を止め、剣を背負った鞘に収めた。片手で持ち歩くにはかなり重かったからだ。
これがなかなか…サッと剣を後ろ手に回すまではいいが、鞘の穴に差し込むのがどうも上手くいかない。
なんでこんな器用な真似をこの世界の奴らはやってのけるのだろうと、小走りになりながらも考える。
風が背中の切り傷にチクチク染みる。
船着場に着いたら腰に下げる型の鞘を買おう……。

そう考えた矢先、前方からのガサリと草を揺らす音に私はあわてて剣を抜いた。
ブルドックだ。相当でかい上に、二本の足で立っている。
犬はこちらをヒタと見つめたまま動かない。そしてその視線に捉えられたまま、私も動けない。
出た。どうする?どうするよ??剣の柄に汗が溜まり、何度も持ち変えた。
両膝が凍りついたように動かない。
やばい、やばい、怖い。なぜ、私は一人で外に出た?
犬が足を上げるのが見えた。来る!
私はとっさに犬より先に飛び出した。考え無しに突っ込みながら気づく。剣ってどう使うんだ?!
力まかせに両手で左から右に大きく振った。
重い!切っ先は見当違いに回転し、体が後ろに引っ張られた。
よろけ尻をついた私の一歩先で、犬は何をするでも無く笑っている。

くそ!!
左足をバネにして飛び上がった。その勢いで今度は下から上へ切り上げる。
刃が犬の顎を裂く。血がパッと弾かれる様に飛び散った。
同時に剣が勢い余り手からすっぽぬける。
すかさず犬が私の脇腹に食らいついた。
「離せえぅdうぁあfdfあ!!!!」
無我夢中で犬の頭を何度も殴りつけたが、強く食い込んだ牙は離れようとしない。
それどころか、ますます噛み締める力は増していく。腹がグチャリと嫌な音を立てた。
やばい。確実に脇腹をまるごと持っていかれる。
っていうか 食わ れ る ・・

253 : ◆4Ga38uI4wg :2005/10/31(月) 13:51:14 ID:1uMbFn9L
「メラ!!!!!!」
咄嗟に手の平を犬の鼻に押し付け叫んだ。
犬が飛びのいた。必死に地面に草に顔を擦りつけ消火を始める。
できたのか?ほんとに?手探りで背後にあるであろう剣を探った。
指先が刃に触れる。手を怪我するとか生ぬるい事考えている余裕は無い。
刃をつかんで剣を引き寄せた時、消火に必死だった犬が一瞬顔を上げた。…あっ!
事態に気付いたのは相手とほぼ同じ瞬間だった。
メラは発動してなんかいなかったのだ。
ビビッた犬が勝手に火がついたと思い込んだだけ。
犬の顔に怒りの色が現れた。恥から来ているのだろう。あまり頭は良くなさそうだ。
こちらに突っ込んで来る。やばい、立ち上がろうと左腕をついたが、膝が立たない。
「メラミ!!!!!」
犬が飛びのいた。必死に全身を地面にこすり付ける。
もちろん火などついている筈もない。
私は唖然とした。馬鹿だ。こいつ、本当の馬鹿だ。
やがて火がついていない事に気づいた馬鹿犬は、さらに怒りの炎をたぎらせた。私は続けた。
こうなりゃハッタリしか手は無い!
「メラゾーマ!!!!!!!!!!!!!」
馬鹿犬の体が硬直し、そのまま背中から地面に倒れた。そして、動かない。
何だ?どうした?私は剣を杖がわりに、立ち上がった。
馬鹿犬の体が光に包まれ、丸い小さなキラキラする物に形を変えた。

何が起きたのか私にはしばらくわからなかった。
金貨だ。犬は金貨に姿を変えた。
手に取り「G」というアルファベットが刻まれているのを確認して、ようやく、
「勝った……?」
安堵のあまり膝が崩れた。次いで、上体が地面に落ちる。
痛みは感じなかった。ただ体が熱い。額を油汗が流れていく。
あおむきになり、視線を落としてぎょっとした。
薄緑だった服の前面が赤く染まり、腹部には牙の形そのままに大小の穴が並んでいる。
穴のさらに奥の物が目に入りそうになり、あわてて顔をそらした。
傷口は見たくない。見たら、もうそれだけで逝ってしまえそうだ。

254 : ◆4Ga38uI4wg :2005/10/31(月) 13:52:41 ID:1uMbFn9L
手探りでポケットから草を取り出す。修道院を出るときに譲りうけた薬草だ。
口に押し込むと血の味がした。必死に顎を動かし噛み砕いて飲み込んだ。ツンとした匂いに涙がでる。
そっと腹部に手を伸ばす。手にはベッタリと血がついたが、傷口が消えていた。
薬草スゴス。
フラつく頭を抑えて身を起こした。

転がり落ちているゴールドを拾い、ポケットに押し込む。
ハッタリは馬鹿相手にはザキにもなるのか…。
納得のいかない勝利だが、勝ちは勝ち。
でも、もし相手が馬鹿じゃなかったら私は間違いなく夕食になっていただろう。
背筋が凍った。こんなんじゃ命がいくつあっても足りない。
それでも勝利の興奮は冷めやらなかった。
血のついたまま剣を鞘に押し込め、胸がドキドキする。
死の狭間で快感を感じてしまうのは……きっとヤバイ事に違いない。
頭を振って剣を背負う。
残る道は走った。全力疾走だった。
船着場の宿に付く頃には日はとっぷりと暮れていたが、幸いこれ以上魔物に遭遇する事は無かった。

255 : ◆Lzt5GRUqR6 :2005/10/31(月) 17:23:36 ID:2wNH1L1u
次スレ立ってたのか。続き打ち切ろうかと思ったがどうしよ・・・・
ていうか総長様はまだのようやね

256 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/31(月) 19:36:27 ID:QX3BRgvI
糞スレを糾弾しよう!

257 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/31(月) 22:08:47 ID:c9/j5NQW
>>252-254
乙です。
ちょっとコワヒ

258 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/10/31(月) 22:37:00 ID:4gYLfet7
>4Ga38uI4wg
乙!面白かったよ。

他の職人さんもここらで大量投下してくれんかな。。。

259 :失業者クエスト15 :2005/10/31(月) 23:06:30 ID:PA/3D0xW
・・・なんなんだ!なんなんだよ!!いったい!?なんかひんやりした物が俺の顔をかすめたぞ!?
なんだか水色?が見えたような・・・。とにかくなんなんだよ!くそっ、何処に隠れたんだ!?出てこいよ!
・・・居た!!そこの茂みの中だっ!買ったばかりの竹の槍、くらえっ!!

「ピキー―――――――!!!!!!!」

来た!?・・・・・・・・・・・わっ!!!!????
・・・んあっ?ブニブニ・・・してる。なんだ、こいつ。透き通った水色だな、おい。こんな奴相手に
槍ふるってたら馬鹿みたいだな・・・戦う気も失せたぜ・・・・・・。
なんだよ、危険とか言いながら単なるファンシーワールドじゃねぇか。驚かせやがってよ、ったく。
皆して俺をドッキリにでもはめようとしたのか?性質の悪い奴等だぜ。
・・・まーたガサガサ言ってるよ・・・俺はこんな事にかまってる暇はねぇよ。

「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

・・・おいおい?なんだ?この馬鹿でっけぇ生きもんはよ。ライオン?にしてはでかいな。・・・恐竜か?
こう言う時、なんて言うんだっけな・・・。・・・・ああ、そうだ。
        
            逃げるが 勝ち、ってな。

260 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/01(火) 00:07:35 ID:dkt+Osaa
4の人が一番面白いな。
早く続きをクレ。

261 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/01(火) 00:35:19 ID:qUOGPbKZ
あんまり急かすなよ
それとあんまりほかの職人のやる気を削ぐようなこと言わないで

262 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/01(火) 20:07:55 ID:qMwvPjtP
今日は誰か投下しないかな・・・

263 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/02(水) 09:53:05 ID:xlKZ/vnv
早く書けage!

264 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/02(水) 21:49:43 ID:DY2U1evI
また過疎か

265 :失業者クエスト16 :2005/11/02(水) 22:16:55 ID:NxS2DHLL
うううおおおおおおおぉぉぉおぉぉぉぉぉ!!!!!!!
なんなんだよ―――!来るな―――――!!やめてくれぇぇぇ!!!ギャアアアアアアアアアア!!!!
あんな・・・・でっけぇ・・・・・あいてにっ・・・・どうやって竹の槍で・・・・応戦しろって・・・
言うんだよっ!!!・・・ハアハア・・・・・・。だめだ・・・走れねぇ!!でも止まったら・・・食われる!
胃の中で・・・消化される!!!やべぇっ!!!!それだけは嫌だ――!!!!だっ・・・誰かっ・・・・・・
ッ、助けてくれッ!!!!!

うあっ!しまった!草が足に絡んでこけちまったっ!!・・・舌なめずりしてるぞ・・・おい・・・・・・・。
今度こそ・・・やばいっ!!!!

「グルルルルルルゥゥゥゥゥゥゥ・・・・ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

くそおっ!もう、だめか・・・せめて・・・お袋に・・・会いたかったのに!・・そうだ、今月の仕送りまだじゃ
ないか!!!ここで死んでたまるかよ!!!!!!!!!



266 :失業者クエスト17 :2005/11/02(水) 22:30:53 ID:NxS2DHLL
「グウウウアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

うっせえ!!黙れっ!!!!!くらえっ!!!!竹の槍っ!!!!まず相手の目を・・・突く!!!!
・・・・・良し!!!ヒット!!!!!今の内に・・・。

「・・・・・・・・・・グガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

なんだ!?切れたのか!?!?逃げるが勝ちだっ!!!!

・・・なっ!?うわっ!!!!????肩に噛みついた!!!!???くそっ!!離れろ!!!!

・・・・・・くっそ・・・痛・・・ぇ、肩が・・・ぱっくり・・・。大量に出血・・・して
るな・・・。ッ!!!いっ・・・・。

「グルゥゥオオオオオオオオオオオオオオオ・・・グガアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」

く、来る!?うわっ!!??・・・・・・・・・・あっぶねぇ、間一髪だった・・・。
・・・・どうする?肩は使い物にならない・・・それに・・・血もたくさん・・・。
早めに直さないと・・・止血だけでもしないと・・・。だめだ、目眩が・・・。

糞野郎・・・。俺・・・・・ここで・・・・・果て・・・る・・・の・・・・・か・・・・?

267 :失業者クエスト18 :2005/11/02(水) 22:45:08 ID:NxS2DHLL
果てる・・・?嫌だ・・・・絶対、嫌なんだ!逃げるなんて・・恐怖から逃げるなんて・・・。
・・・・・・・・・絶対に、嫌だ!!!!!!!!!!!!!!

・・・なんだ・・・・?手が・・・熱い・・・?よく解らないが・・・何かが込み上げて・・・くるんだ。
・・・・・・・どんどん込み上げてきて・・・膨れ上がってくる・・・!?
抑え・・・・・きれない!?!?!?あ・・・・あ・・・・・・・っ・・・?・・・・ぐああああ!!!!!!?

「グ・・・?ギャ?・・・・・ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」


丸焦げ・・・の、死骸・・・?俺が・・・・やったのか?俺が・・・・・?俺の手・・・。どうなってんだ?
真っ赤な光が見えて・・・俺の中の何かが膨れ上がってって・・・。とても、大きな・・・何もかも包んで
燃やしてしまいそうな・・・そんな・・・感じだった・・・。・・・炎?だったのだろうか・・・。
・・・・・・っぐっ!!ああ、まだ肩、ぱっくりいったまんまだったっけ・・・。・・・せめて・・・・止血だけ
でもしておかないと・・・やばいな、これ。確か・・・この辺に・・・。・・・あ、あった。薬草。買っといて、
よかったな。備えあれば・・・って奴か?っははははははは・・・・・・・・。

268 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/03(木) 20:30:58 ID:976VBC4s
なんとなく保守

269 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/03(木) 21:23:57 ID:IPiQi4CH
>>267乙。
だが台詞とかだけだと、状況が少し分かりにくい。まあ頑張ってくれ

270 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/03(木) 21:27:25 ID:IPiQi4CH
ageちまった。。。スマソorz

そういえばエイコさんが来ないな…。期待していたんだが

271 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/04(金) 02:37:46 ID:23eDEtKz
レッドマン氏や他の人たちもなかなか来ないな。
とにかく降臨キボンヌ

272 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/04(金) 21:27:29 ID:6x7i28Aw
保守

273 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/04(金) 22:01:58 ID:6uDzk8uD
ROM専門の俺様が降臨

274 : ◆qdB5QYIaRc :2005/11/04(金) 22:29:26 ID:jImCNm/x
港町についたのは夕方だった。潮の香が漂う。町と言うだけあって、今までの村よりはるかに大きく、沢山の人々で賑わっている。
山から港町までに、首が長いイタチや大きな目玉の青い魔物、赤いスライムと出会ったが、虎の力を借りずに倒した。この世界にいて少し強くなったようだ。そうなると自信が湧いてくる。
この港町が大陸の最北端らしいので、ここから船に乗って、東の大陸に行く。
まあそれは明日の話なので、とりあえず今日は新大陸上陸の為の準備だ。
防具屋で木の帽子、道具屋で薬草を大量に買う。
宿屋を探していると、道端で倒れている男がいた。
「うう…た、助けてくれ…。」
当然スルーした。が、足を掴まれる。鬱陶しい。ゾンビか。
「さ、さっき魔物にやられた時毒が回ったんだ…ど、毒消し草をくれ…。」
そんな緊急事態で見捨てるとポリさんのお世話になりそうなので、仕方なく毒消し草を取り出す為に袋を漁る。
「ふははは!貰ったぜ!」
男が急に立ち上がり、袋を奪う。が、俺は強く袋を握っていた為、引っ張り合いになった。
「てめえ!よこせ!」
引っ張り合いは続く。
隙だらけだったので、俺は怒りの鉄拳を盗賊らしき奴の顔面にぶち込む。地面に倒れこみ、悶える。
間髪入れずケツにローキックを放つ。ケツを押さえてヒイヒイ言っている。
トドメに脇腹に圧し掛かった。骨が折れる音がしたが、気にしない。盗賊は気絶してしまった。俺に刃向かうからこういう目にあうんだ。
町人の話によると、この町の西に盗賊のアジトがあるらしい。物騒な話だ。今の内に攻め込んで壊滅させた方が良いのではないのだろうか。こんな雑魚がいるんだから大した事ないだろう。





275 : ◆qdB5QYIaRc :2005/11/04(金) 22:29:57 ID:jImCNm/x
「キャーーー!!!」
朝、突然の女の悲鳴で目が覚めた。下の階からだ。ゴキブリでもでたのだろうか。
眠いので二度寝しようと思ったが、ゴキブリが二階まで来て俺のベッドにインしたらと想像している内に恐くなったので、起きる事にした。

下に降りると、カウンターの所で、二本の短剣を腰にさした盗賊っぽいおっさんが、女を羽交い絞めにしていた。下手な社交ダンスだ。
「へっへっへ!この女を返して欲しければ30000G用意しな!今日、日が沈むまでに西のアジトにもってこい!」
盗賊が女を連れて宿を出る。
何となく状況は分かったが、俺には関係ない。俺は宿を出ようとした。
「旅の方!お願いです!娘を助けて下さい!」
女の母と思われる太ったおばはんに助けを求められた。何故だ。何故俺みたいな弱い奴に助けを求めるんだ。
このご時世にタダで何かして貰おうなんて、考えが甘いんだよボンレスハムが。
「そ、そんな殺生な…。」
その場で泣き崩れるおばはん。その時、宿の主人がこちらに来て俺の手を握った。
「どうかお願いします。旅の方。」



見事に主人にやられた。
手を握って金の感触がした時に、金額を確認しておくべきだったんだ。早まってOKしてしまった。
それにしても5Gは酷いじゃないか。宿屋にすら泊まれない。
まあいい。後でたっぷりとせしめてやる。盗賊と同じ30000G。覚悟しておけ。


276 : ◆qdB5QYIaRc :2005/11/04(金) 22:30:28 ID:jImCNm/x
暫く進んでいると、人が倒れているのが見えた。神父だ。
生死の境をゆっくりとさまよってくれ。と思いながら横を通り過ぎる。
その時、神父が突然起き上がりこっちに接近してきた。
なんか恐くなったので逃げる。神父は「待ちやがれ!」と言いながら追いかけてくる。ヤバイ。とり憑くのだけはやめろ。
2分程走って、捕まった。神父も俺もハアハア言っている。一体何なんだこいつは。
「はぁ…はぁ…ひでぇじゃないか…人が倒れてたのに無視するのかよ…。」
いや、ピンピンしてるだろ。本当に倒れさせてやろうか。
「お、おい…死にたくなければ黙って金か金目の物置いていきな…。」
顔が余りにも必死すぎる。台詞と全く合っていない。
俺は 必 死 だ な と言い放った後、ローキックを放ち、神父、いや盗賊のスネに直撃させた。
「うあ!」
スネを押さえてもがいている。また雑魚だ。こんな奴らばかりだったら魔物に瞬殺されるぞ。
「み、みんな来てくれ…!」
1人、2人、3人…3人の盗賊がこちらへやってくる。
しかし、こいつらも盗賊が倒れてた場所から走ってきたので、ハアハア言っている。間抜けな姿だ。
俺は余裕だと思い、銅の剣を構え敵に突っ込んだ。

3分後、そこには首から下を地面に埋められた俺がいた。
間抜けなのは俺の方だった。こっちも疲れてる上に、相手は4人じゃないか。しかも虎は、俺がタコ殴りにされている横でゴロ寝していた。俺が指示しないと助けてくれない様だ。
このままでは人が来て、写真を取られ全世界に公開されて今世紀最大の笑い者になるので、虎に助けを求め、地面から這い出た。
とりあえず、あの4人(一人はゾンビだったが)に怒りの鉄拳を顔面にぶち込むという目標ができた。良かった良かった。結果オーライ。
いや、オーライじゃないだろうが、無理矢理納得する。納得しないとやってられない。
虎を連れていくのはまずいと思ったので、ここにおいていく。


277 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/04(金) 22:30:54 ID:ESeT+6Z/
町の人が同じ台詞しか言わないのに寒気がした・・・

278 : ◆qdB5QYIaRc :2005/11/04(金) 22:30:59 ID:jImCNm/x
昼前にアジトについた。入り口にはデブの見張りがいる。とりあえず近づいてみる。
「合言葉だ…やま!」
いきなり合言葉を聞かれる。反則だ。まだ何も考えてないよカーチャン。
仕方ないので、適当にいも、と答えてみた。安心しろ。死ぬ覚悟は出来ている。
「それは俺の好物じゃないか!そうじゃなくて合言葉だ!」
再び回答権が与えられる。何だこの男は。見張り代えた方が良いんじゃないのか?
「只の好物じゃなくて、俺の一番好きな食べ物だよ!」
ヒントまで与えられる。罠なのか、頭がおかしいのかは分からない。
この男の一番好きな食べ物……。この男はデブ…デブと言えば…ピザ。
そうだ。ピザだ。これしかない。というかこれ以外に思い浮かばない。俺は即座にピザと答えた。
「………。」
見張りが険しい顔をしている。しまった。早まりすぎたか。この世界にピザがあるとは限らなかった。
すまない大佐。ミッションに失敗してしまった。やはりブランクがあるというのは命取りだった様だ。
「……………………正解!」
よっしゃあ!1000万円獲得だ!これでうまい棒買い放題だぜ!!
違う!合言葉はピザで合ってたんだ。良かった。奇跡に近い。
珍しくハイテンションになったので、勢いでピザでも食ってろデブと言ってやりたかったが、さすがに勇気スキルが足りなかった様だ。


279 : ◆qdB5QYIaRc :2005/11/04(金) 22:31:34 ID:jImCNm/x
中は思いのほか盗賊が多かった。その辺でゴロ寝している盗賊、飯を食っている盗賊、刃物を研いでいる盗賊。その他結構な数である。
さっきの4人の盗賊に気付かれない様に慎重に進むと、調理場があった。ゾンビがいる。
よく見るとさっきの4人の内の1人だった。よし、まず一匹目だ。
俺はゾンビの肩をトントンと叩き、振り返った所に、顔面に怒りの鉄拳をぶち込む。
ゾンビは鼻がヘシ折れ、その場に倒れて気絶した。
その後他の3人も発見し、ゾンビと同じ方法で気絶させた。所詮単体では雑魚同然だ。
更に進むと、大きめの部屋があった。奥にはガキが一人寝ている。
ガキが突然起きる。俺を数秒睨んだ後、口を開いた。
「客人か…俺が盗賊の頭だ。用は分かっている。実力で俺を倒してみな。」
いきなり戦闘に突入した。まあ最初からそのつもりだったから良いだろう。
俺が剣を構えた頃、既に頭は俺の視界から消えていた。
次の瞬間、俺の頬が血で染まっていた。鮮血が飛び散る。
さすが盗賊だ。動きは素早い。
俺に長所など無いので、何も考えずに突っ込んだ。が、やはり簡単に避けられ、背中を斬られた。


280 : ◆qdB5QYIaRc :2005/11/04(金) 22:32:07 ID:jImCNm/x
数分後、俺の体中真っ赤に染まっていた。強すぎる。さすが頭だ。
こうなったら必殺技だ。アレだけは使いたくなかったが、仕方ない。
俺は目を横に逸らし、盗賊の横に置いてある壷を凝視した。頭はそれが気になったのか、壷を見る。…今だ!
俺はその隙をついて、盗賊に斬りかかる。が、頭がこちらに振り返ると同時に、上にジャンプされて避けられた。掠りもしなかった。
「あ、危なかった…卑劣な奴だ…。」
盗賊に言われたくはない。それより、俺の必殺技を避けられてしまった。あんなものを必殺技にする奴がアホかもしれんが。
「許さんぞ小僧!」
盗賊の目つきが変わる。完全に切れられた。しかも小僧に小僧と言われた。もうダメだ。
痛い。次々と俺の体に刃物が刺さる。痛みもなくなってきた気がする。
俺も適当に剣を振るが、段々弱弱しくなってきた。
あいつ以上のスピードがあれば勝てるのに…。
スピードが欲しい…スピードが欲しい…………スピードが――――――――――



ヒュンッ
え?
俺の頭にスピードという言葉が駆け巡っていた時、急に剣が軽くなり、振るスピードが段違いに速くなった気がした。
いや、違う。本当に軽い。速い。これならいける…!
俺はフハハハハ!と奇妙に笑いながら盗賊に素早く斬りかかる。今まで一撃も当たらなかったが、簡単に命中した。頭の動きがゴキブリより遅く感じる。頭はよろめき、苦しんでいるというより驚いている。
スピードがある分ダメージは少ないらしい。が、ダメージも蓄積させれば倒せる。
俺は盗賊に次々に斬りかかった。盗賊も反撃するが、余裕で避ける事ができる。
太ももへの一撃で、盗賊が倒れこんだ。今だ、くらえ!!

281 : ◆qdB5QYIaRc :2005/11/04(金) 22:32:59 ID:jImCNm/x
「ま、まいった!」
大きく振りかぶった剣を振り下ろそうとした所で止める。
「俺の負けだ!盗賊の鍵はやる!ほら!」
頭から鍵を渡される。何だこれは?宿屋の女は?
「え?盗賊の鍵が欲しいんじゃないのか?宿屋の女?」
どうやら頭は何も知らん様だ。俺は事の次第を頭に話す。
「そうか、俺の手下が…ちょっと待っていてくれ。」

「てめえ!さっさとその女性を返しやがれ!」
「ひい!なんですかい頭!」
「うるせぇ!てめえなんか今日から三食ともゴキブリ唐揚げだ!」
「そ、そんな…せめてナメクジの塩焼きに…。」
「黙ってろ!」
ドカバキザシュグチャッ
グロイ音が響き渡る。死ぬなよおっさん。
ナメクジもゴキブリも食うのは死ぬ程嫌だと思うが、ゴキブリの唐揚げというとあれか。10年以上前、唐揚げ買った時ゴキブリ型の唐揚げがあったが、アレを毎日食わされると思うと生き地獄だな。


282 : ◆qdB5QYIaRc :2005/11/04(金) 22:33:31 ID:jImCNm/x
頭が宿屋の女を連れてくる。
「悪かったな。うちの手下が無礼な事をして。」
正直いきなり襲い掛かってくる頭も礼儀が無いと思う。が、俺も人のことは言えないので黙っておいた。
「それと…こいつを連れて行ってやってくれないか?」
頭が連れてきた盗賊。―――――――――――――――ゾンビ。
丁重に断る。が、どうしても連れて行けと言う。嫌だ。勘弁してくれ。
「お願いだ!これをやるから!な?」
3000Gを渡される。そこまでこいつが嫌か。しかも金。世の中なんでも金金金…汚い男だ。金があれば何でも出来ると思ってるのか。人間の風上にもおけんな。
俺は快く了承した。
「ありがとう。こいつの名前はエテポンゲだ。可愛がってやってくれ。」





エ テ ポ ン ゲ が 仲 間 に な っ て し ま っ た !

Lv7
HP44
MP0
武器:銅の剣 鎧:旅人の服 兜:木の帽子
特技:はやぶさ斬り

283 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/04(金) 22:39:50 ID:PvO29oJ1
GJ!面白かったよ!

284 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/04(金) 23:07:02 ID:N52CWscb
乙。
パラレルワールドなのか?
続きが楽しみです。

285 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2005/11/05(土) 01:43:34 ID:S0qQWEwl
さっそく情報収集をするために色んな人々話すことにした。
まずは武器屋によってみたが変な鉄仮面を被った筋肉ダルマのおっさんが出てきた。
おっさんが言うにはリリザで売っている最高に強い武器は鎖鎌。400ゴールドもするらしい。さすがに高いので他の商品を見る事にした。
一応防具も扱っているみたいで鎖帷子、鱗の盾、木の帽子などローレシアより良い防具が売ってある。
ドラキーやアイアンアントを狩りまくって手元に180ゴールドがあったから木の帽子を購入した。残りは90ゴールドになった。
タケ「これで少しは冒険者らしくなったな。」
もょ「ああ。」

俺達は武器屋を出た後街の人々に情報収集させてもらった。北に行くとサマルトリアと言う城があるらしい。
タケ「もょ、サマルトリアの事は知っているん?」
もょ「おれはあんまりしらないな。おやじはよくサマルトリアにいっていたみたいだけど。たしか、おれとねんれいがちかいおうじがいるらしい。」
タケ「そうなんや。もしかしたら力になってくれるかもしれへんで?」
もょ「だといいけどなぁ。」
タケ「あんまり期待できへんのん?」
もょ「あったことがないからな。ローレシア、サマルトリア、ムーンブルグはしんさきだってきいたことがあるけどな。」
タケ「まぁ何とかなるやろ?考えるよりも行動やで。」
もょ「そうだな!」
タケ「次の目的地はサマルトリア城やな。」
もょ「ああ。タケ、そろそろとっくんしようぜ!おまえばかりにまかせられないからな。」
タケ「嬉しい事言ってくれるやん!じゃあぼちぼち始めるで。」
もょ「わかった。」


286 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2005/11/05(土) 01:46:57 ID:S0qQWEwl
まずは強撃から教えることにした。体格はええから飲み込みスピードは早いと思うのだが、頭が悪いからな…とにかくやってみるか。
タケ「この技ははっきり言って簡単やで。まず敵に向かって飛び掛かるんや。落ち始めたら剣を振り落とす。これだけやで。」
もょ「かんたんじゃないか。」
タケ「まぁ、やってみて。」
もょが強撃の構えをとって行動を起こした。…さすがに簡単すぎるか。
タケ「さすがやな。しかしこの技には欠点がある。」
もょ「なんだって?」
タケ「相手に命中しにくいんや。動きが素早い敵や胴体が小さな敵とかな。破壊力はいいけどな。命中させやすくするにはとにかく経験を積むしかないで。」

もょ「そうなのか。」
タケ「逆に強撃の対極なタイプの技も教えるで。使い分けが出来たら戦い方が変わってくるからな。」
もょ「いったいどんなわざなんだ?」
タケ「かすみ二段。破壊力は強撃に比べるとかなり劣るわ。」
もょ「それじゃあダメじゃないか。」
タケ「しかし、この技は攻撃を相手に当てるためという技だから動きが素早い敵や胴体が小さな敵には有効ってわけや。攻撃が空振りする事よりはるかにましだからな。」
もょ「わかった。」
タケ「やり方としては一振り目はわざと外す。その次が一番重要やねん。相手の避けた場所をいち早く察知して二回目振り落ろす時に切り付けなければまったく無駄骨を折る事になるからな。注意点は力まずにいかに早く剣を振るかをイメージしてくれ。」
もょ「かんたんにまとめると、いっかいめはわざとはずすのはかまわないがにかいめはかならずあてろってわけだな!」
タケ「そういう事や。飲み込みが早いな。とりあえず試してみてくれ。」
もょもとがかすみ二段を試した時に意外な事実が判明した。

287 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2005/11/05(土) 01:48:17 ID:S0qQWEwl
まるで鞭をしなる様に剣を振るスピードがかなり早いのだ。
野球で言うと約140は出ている。バッティングセンターで試してみた時の記憶が甦ってしまったよ。もょもとの剣術センスはかなり良い。並の人間ではまず避けられない。
タケ「も、もょ。お前はすごいな。」
もょ「きゅうにどうしたんだ?」
タケ「かすみ二段は使わなくていい。」
もょ「なぜだ?」
タケ「お前のそのスピードなら小細工無しでも十分に敵に当てれるからや。これは頼もしい技やで。」
もょ「そうなのか。」
タケ「ああ。もょだけの技だし何か名前をつけたらどうだ?」
もょ「そうだなぁ…ソードギャラクシカアタックっていうのはどうだ?」
タケ「ちょwwwwwwwwネーミングセンスやばすぎやで。シンプルな奴の方がええよ。」
もょ「そういうタケならどうなまえをつけるんだ?」
タケ「そうだなぁ…ハヤブサ斬りってのはどないや?」
もょ「かっこいいな!」
タケ「やろ?」
特訓していくうちにもょもとだけのオリジナル技『はやぶさ斬り』が完成した。これで戦力的にも良くなるだろう。
タケ「もょ、提案があるんやけど…」
もょ「どうしたんだ?」


288 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2005/11/05(土) 01:49:38 ID:S0qQWEwl
タケ「あのさ、日によってこのの身体を動かす役割を決めへん?」
もょ「かまわないぞ。しかしおれがねていても、タケがおきていたらうごかすことができるみたいだな。」
タケ「逆もしかりやろ。基本は日にちによる交代制だけど、片方がしんどい時は交替するって形でいくか?」
もょ「ああ、そのやりかたならおたがいにむりするひつようはなくなるからな。」
タケ「よし、決まりやで。お互いに特訓だけは欠かせずにするようにしよ。はやぶさ斬りの感覚を忘れずにな。」
もょ「わかった。きょうはおれがとっくんするよ。」
タケ「オッケー」

俺は休む事にした。ちょっともょもとが羨ましいのだが、さすがロトの血が呼び覚ましたのだろう。考えるのもしんどいからさっさと寝るとするか…


朝がきた。今日はもょもとが行動してくれるからラクだ。極端な話指示するだけでいいからな。
もょ「おはよう!タケ。」
タケ「元気なやっちゃな〜今日はサマルトリアの城に向かうで。」
もょ「きあいいれていくぞ!」
リリザを後にした俺達はサマルトリアに向かった。もょもとの必殺技はやぶさ斬りが炸裂しまくってドラキーやアイアンアント、幽霊などを簡単に蹴散らし何事もなくサマルトリアに到着した。
タケ「無事についたな。」
もょ「ふう…どうだったおれのたたかいは?」
タケ「安心して任せられるわ。感謝するよ。王様に会いに行くか。」


289 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2005/11/05(土) 01:52:05 ID:S0qQWEwl
サマルトリアで情報収集して解ってきたことが王女がいるらしい。
こりゃたまらん!いくら好きなドラクエの世界とは言ってもオンナがいなくちゃ面白くないからな。さっそくもょもとに持ちかけた。
タケ「もょ、王女会ってみないか?」
もょ「そんなことよりおうさまにあうのがさきだろう?」
タケ「アホ!王女が力になってくれたらこれからの旅も楽になるって訳よ。それに王様の情報も必要だし、まして親戚なんだからさ。」
もょ「そうだな。そのかわりタケ。おまえにまかせるぞ。」
タケ「あいよ〜」

さっそく王女に会いに行く事にした。兵士に一声かけて案内してもらった。
タケ「こんにちわ。」
…………………ごっつう可愛い。
王女「こんにちわ。お兄ちゃんの友達?」

タケ「そうだよ。君のお兄さんはどこにいるのかな?自己紹介忘れたよ。俺はローレシアのもょもと。よろしく。」
王女「私はリア。よろしくね!」
リアちゃんかわいいよリアちゃん(*´д`)ハァハァ
年令は15歳くらいか。サマルのヤツ羨ましい限りだ。

リア「お兄ちゃんならパパが詳しいと思うよ。」
タケ「ありがとう。サマルトリア王に聞いてみるよ。」
リア「じゃあ案内するね!」
リアに案内してもらいった俺達は初めて他国の王に会う事が出来た。雰囲気的には道楽オヤジっていう印象だった。急遽もょもとが話し掛けてきた。
もょ「ここはおれにかわってくれないか?」
タケ「なんでや?」
もょ「ローレシアのいげんがかかっているからな。」
タケ「別にかまへんけど…ヘマだけは打つなよ。」
少しした後もょもととサマルトリア王の会話が始まった。


290 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2005/11/05(土) 01:54:02 ID:S0qQWEwl
もょ「はじめまして。サマルトリアおう。」
王 「キミがローレシアの皇子か。良く来てくれた。」
もょ「おうじはどこに?」
王 「我が息子なら一人で勇者の泉に行きおったよ。素晴らしい息子じゃ!わっはっはっはっはっ。」
もょ「ありがとうございます。わたしもそこにむかってみます。」
なんちゅー傲慢なオヤジだ。虫酸が走る。さっさと勇者の泉に向かいたいぜ。
このオヤジ、意外な事を発言した。
王 「もょもと皇子よ。そなたに頼みがある。」
もょ「なんでしょうか?」 王 「我が娘リアを連れていっていただきたい。呪文の心得があるみたいだからそなたの力になるだろう。」
もょ「よろしいのですか?」
王 「我が息子と娘が世界を救う事になるのならこのサマルトリアがが世界を征する事になるからな。」
かーっ、欲深いオヤジだ。ぶっ殺したくなるよ。
王 「リアを呼んでまいれ!」
兵士がリアを連れてきた。オヤジは気に食わないがリアちゃんは可愛いからよしとするか。


291 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2005/11/05(土) 01:57:06 ID:S0qQWEwl
リア「パパ。私も旅をしていいの?」
王 「もちろんじゃ。世界を救うために頑張るんだぞ。」
リア「はぁい。もょもとさん。よろしくね!」
こうしてリアが加わった。しかもこのオヤジ何にも餞別を渡さない。まったくドケチな王様だぜ。
タケ「もょ、餞別はしないのはロトの血の影響か?」
もょ「わからん。はなしはかわるがタケのことリアにいってもいいのか?」
タケ「やめておこうや。俺達の秘密にしよう。他人が聞いたら訳が解らなくなるからな。」
もょ「わかった。ちょっとタケかわってくれ。」
タケ「どうしたん?」
もょ「おんなのことはなすのはきんちょうするからな。」
タケ「シャイなやっちゃな〜わかったよ。ただし、勇者の泉は任せるで。」
何か不思議な感じがする服装だったのでさっそくリアの装備について聞いてみた。
タケ「リアのその杖は何?」
リア「これは魔導士の杖だよ。魔法力を頼らずに炎がでるの。すごいでしょ?」タケ「すげぇな。頼りにしているよ。」
リア「任せて!もょもとさん、楽しい旅にしようね。」
この娘の笑顔はカワェェ。ハァハァしたいのだがさすがにいきなり手を出すのはまずい。実体が無いのが悔やまれるぜ。
次の目的地は勇者の泉になった。道中に山鼠やバブルスライムが出てくるがリアの魔導士の杖で焼き尽くしてくれた。
もょもとのはやぶさ斬りも順調良く敵を切り刻む。こうして進んでいくうちに勇者の泉に到着した。

292 : ◆4Ga38uI4wg :2005/11/05(土) 12:50:18 ID:gUnndt+O
窓を大きく開き、誰もいない事務所に朝の風を招き入れる。
コーヒーメーカーのスイッチを入れ、コトコト言う音をBGMに私はデスクに腰掛けた。
無印良品の名刺フォルダーに一枚の名刺を確認し、顔が思わずにやける。
昨日のしつこい信託銀行のセールスマンが残していった、会社にとって迷惑極まりない名刺。
本来ならゴミ箱へいくはずの名刺は、私のフォルダーでこれでもかとふんぞり返って収まっている。
だって、初めて外の人に名刺を貰ったんだ!!空だったフォルダーが今か今かと待ちかねていた、一枚目の客人。
18歳、社会人デビュー1ヶ月目。新しい事すべてにドキドキした。世界が輝いて見えた。
見てろ、私はこの名刺フォルダーをいっぱいに埋めてみせるんだ!!!
私はフォルダーを思わずぐっと抱きしめた。途端、それは形を歪め始める。
牙が見え、赤黒い舌が見え、とうとうそれはブルドックの口になり、突如脇腹めがけ食いついた。
逃れようとして私は椅子から落ちた。
痛い!痛い!やめろ!!!!もがき宙に手を伸ばすと何かぐにゃりとした物をつかんだ。

それは、枕だった。
ブルドックはいつのまにか身を包む毛布に姿を変え、体の下には暖かいベッド。
カーテンの隙間から覗く朝日が眩しい。
ああ、夢か。目をこすり上半身を起こすと、なぜか毛布が服にペタリと張り付いている。
バリッと音を立て引きはがすと、そこには大量の血液が糊のようにして付着していた。
泥交じりのそれは乾きひび割れ、粉を吹いている。
思わず手を脇腹にのばした。大丈夫、傷はきちんとふさがったままだ。
こんな大量の血を流すのも、見るのも始めてだった。
気味の悪さに目をそらすようにベットから立ち上がる。
瞬間、足がくずれて肩を床にいやというほどぶつけた。
疲れてるな。起き上がる気もおきず、床に体を投げ出したまま目を閉じた。

293 : ◆4Ga38uI4wg :2005/11/05(土) 12:51:01 ID:gUnndt+O
部屋のドアを開く音がした。次いで、駆け寄る足音。
「ちょっと!!!」声をあげたのは宿の人だろうか、恰幅のいい中年女性。
いつのまにか私は眠っていたらしい。
女性はいきなり手にしていたコップを私の口に押し付けてきた。
口の中に流し込まれた液体のあまりの熱さに私は思わずそれを吐き出した。
「飲みなさい!死にたいの?!」
女性は私の頭をおしつけ、無理やり残りを一気に飲ませた。
焼ける様な熱さと、ツンと鼻につく匂いに頭がぼぅっとする。
一息つくと、女性は安堵の表情を浮かべ私の体を起こすと、
「さ、風呂入りなさい。服なら娘のを貸してあげるから。」
バン!と思い切り、そりゃあもう思い切り、私の背中を叩いた。
「ぐぇッ」
正直、肺がぶっ潰れたかと思った。

生きている事がこんなに幸せだなんて!
驚かないで聞いてくれ、ここの風呂、アツアツのお湯が出るんだ!!!
しかもな、ちゃんと石鹸もシャンプーもあるんだぞ!
清潔な服に袖をとおし、感極まってついにむせび泣いてしまった。
宿の女主人は笑いながら髪を編み上げてくれた。
もう二度と牢獄になんか入るものか!!

294 : ◆4Ga38uI4wg :2005/11/05(土) 12:51:51 ID:gUnndt+O
港の露店は見慣れない物ばかりで、つい目移りしてしまう。
数多の品物の中で一層キラキラする物が目に入り、その場に腰を下ろした。
青に赤に緑、紫。色とりどりにバリエーションを揃えたそれは、400Gのスライムピアスである。
獄中で得た給料210Gと昨日拾った11Gを合わせてもとても足りない。
ガラス細工のスライムが潤んだ瞳で見つめている。
ごめんよ、金が無いんだ…後ろ髪を引かれる思いでその店を後にし、
次の店で「ふくろ」とかいう物を100Gで買った。
ただの皮製の肩掛け鞄なのに妙に値が張るのが気に食わない。
商人が「名前をつけてもいいんだよ!」とか別れ際に言っていた。
あいにく無機物に名前をつける趣味は持ち合わせてはいない。
だが、その後買い物を重ねてわかった。この鞄、すごい。値段以上の価値はある。
服2着にコートに靴、コップに歯ブラシ、薬草、キメラのつばさ、買った荷物がどんどん入る。
試しに腕をつっこんで危うく中に落ちかけた。
まるで4次元ポケット。一体どうなってるんだこれ。
道具の取り出しに時間がかかるのだけが玉に傷かな。

最後に立ち寄った武器屋についた頃には残金6G。
陽光できらめくいかつい武器達にまたしても後ろ髪を引かれた。
畜生、次の給料出たら買ってやるからな!
冷やかしに腹を立てていた店主の風貌については
このスレではさんざん既出なので言及しないでおこう。

部屋に戻り、旅人の服にさっそう身を包んだ。
色が鮮やかな青である事を除いて、空手の胴着とそう見た目は変わらない。
丈夫なブーツで足を固め、ごついベルトをカチッと締める。
革鞄を肩に下げ、黒いコートを羽織り、最後に銅の剣を背負ってみる。
こ、これは。…かっこいい。我ながらなんてかっこいいんだろう。
剣を抜いて、鏡を前にポーズを取ってみる。
ここにスライムピアスがあればきっと完璧に違いない。(* ゜∀゜)=3ムッハー
ナルシズムに没入した私はすぐにでも外に躍り出たい気分だったが、ここは我慢。
これは大事な晴れ着だ。近い将来の旅立ちの日まで大切にとっておこう。
当面の目標はスライムピアスゲットだ!

295 : ◆4Ga38uI4wg :2005/11/05(土) 12:53:44 ID:gUnndt+O
さあ、仕事の時間だ。
白いブラウスに黒いスカート。きちんとした正装を身につけ士気も上がり、鼻息荒く急ぎ足で草原に足を運んだ。キメラのつばさを手に取る。
使い方はちゃんと道具屋に聞いてあるぞ。
真上に思い切り投げ、「マイエラ修道院へ!」
…瞬間、臓物をいきなり下に強く引っ張られた。

バシャッ
冷たい!!何?
目の前に神官が桶を持って立っている。どうやらこいつに水をかけられたらしい。
「キメラ酔いか?」神官はニヤニヤ笑いを浮かべ、心底うれしそうに言った。
いつの間にか地面に横たわっていた私の辺りには人が群がっている。
そしてその隙間からマイエラ修道院の建物が覗いていた。
そうだ、私はキメラを放って、あれ?それからどうした?
次の瞬間、強烈な吐き気をもよおし、あわてて近くの川の縁に倒れるように腕をつき、
「おうぇえええ!」吐いた。追ってきた神官が背中をさする。
朝食のホットケーキがプカプカ流されていく。やばい。強烈に恥ずかしい。
川の水で顔を洗った。水に映る顔が真っ青だ。指先がガタガタ震える。
さっきまで笑っていた神官の顔が険しくして言った。
「休みなさい、ベットを貸すから」
「でも、私、仕事…」
ぐったりとして、言葉が続けられなかった。
今日はどうもこんなのばっかりのようだ。
釈放されての初仕事の日。私は修道院の布団の中ですごした。
オルガン、弾きたい…………

296 : ◆4Ga38uI4wg :2005/11/05(土) 12:56:05 ID:gUnndt+O
うは、恥ずかしい

○神官は顔を険しくして言った。
×神官の顔が険しくして言った。

>>257-258
亀だけどd

297 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/05(土) 13:37:29 ID:15hyVVcL
>>◆4Ga38uI4wg
戦闘にドキドキしたり、旅人の服にウハーしたり、スライムピアス欲しかったり
人情が身に沁みたり、自分も読みながら一緒にドキドキしてます。
毎回楽しみです。

女の子なのに、あんまり大切に扱われてないのもいいw

298 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/05(土) 22:42:30 ID:+1pOvW7X
>>レッドマン ◆U3ytEr12Kg
乙!もしかして…リアスレに行ってた?

>>◆4Ga38uI4wg
乙です。
他の職人さんとはちょっと違った展開が面白い。頑張れ

299 :レッドマン ◆U3ytEr12Kg :2005/11/06(日) 01:03:29 ID:N9PC3zgV
>>298
今見てきますた…
ちょっとモエス。

300 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2005/11/06(日) 13:26:16 ID:bauiScvw
300貰うよ!
皆さんガンがれ

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