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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら四泊目

181 : ◆qdB5QYIaRc :2005/10/26(水) 20:00:58 ID:3Hc3jIG0
洞窟に入ると、何故か明るかった。明かりもないのに何故だろうか。まあそんな事はどうでもいい。さっさと魔物を倒してお礼を頂きたい。
さっきからニヤニヤ笑っている青いコウモリが俺の頭の上を飛び回っていたので、チョップで払い落とした。こんな奴も魔物なんだろうか。
暫く進むと宝箱が2個置いてあった。大層な箱だが、誰が何の為に用意したのかが気になる。
左の宝箱を開けると、革のムチが置いてあった。銅の剣の方が強そうだが、とりあえず貰っておく。
右の宝箱を開けると、そこには確かに顔があった。何だこの宝箱は。ビックリ箱か?
「グハハハハ!また欲深い人間が現れたな!」
どうやら魔物の様だ。喋れるとは、相当知能が高いのだろう。
「貴様も死ね!ザ…」
台詞の途中で蓋を閉め、左の宝箱にあった革のムチで縛って開かない様にした。さっき何か言っていたが気のせいだろう。
更に進むと正方形の大きな部屋に出た。何故か知らんが今までの凸凹の壁と違って綺麗だ。
部屋の奥を見ると、今まで戦ってきた魔物より一回りも二回りもでかい魔物が待ち構えていた。
黄色い体毛に赤い鬣、鋭い牙を剥き、こっちを睨みながら唸っている。血祭りにあげてやると言わんばかりの形相だ。
とりあえず逃げても無駄そうなので、剣を構える。効くがどうかは分からないが。
魔物がゆっくりと迫ってきた。魔物退治なんか引き受けるんじゃなかったと初めて思ったのはこの時である。
などと考えてももう後の祭りなので、ヤケクソで正面から突っ込んだ。


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