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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら二泊目

48 :ロザリー ◆gYINaOL2aE :2005/05/23(月) 02:27:50 ID:7ddnycLn
「――あちゃー。ほら、あんたちょっと行ってきなさい」

マーニャが俺の尻を蹴っ飛ばした。
そんな事言われても。行ってどうしろってのよ。

「まだあんたは賛成とも反対とも言って無いし。都合が良いでしょう。
ほら、速く行く!こういう所でいい加減、一々私の手を煩わせるな!!」

ああ、もう!
俺は訳が解らないまま少女の向かった先へと走り出した。



「で、一応確認しておくけどあんた自体はどうしたいのよ?」

二人が離れたのを確認してから、
マーニャが改めて値踏みをするかのような視線をソロに向けた。

「……人間に対する感情がすぐ払拭される訳がないし、事実醜い者達は多く存在する。
ロザリーの護衛をしている間に、どれだけ愚昧で矮小な輩と遭遇したか――。
……だが、そんな事など問題にならない位に、ソフィアに酷い事を言ってしまったのを後悔している。どうするのが、一番良いのか……」

「ふーん。ま、それなら大丈夫でしょ」

「…?何が、大丈夫なんだ?」

「ん、どうせソフィアも同じ事考えてるだろうなぁって。なら、一緒に居てあげなさい。
私達があんたの同行に反対しないのも、多くはあの子の為よ。
悲しい事や辛い事を抱え込むのは大変だもの。私は、ミネアが居てくれて本当に良かったと思ってるから」

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