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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら二泊目

285 :懲りずにお邪魔します3 :2005/06/07(火) 06:07:00 ID:yLKDiRa1
どうしよう。どうしよう。
村の外に出る勇気のなかった私は村の畑の側に座り込んだ。きっとこんなステータスだとスライム相手にも苦戦するだろうしな。
よし、ポジティブシンキンッグしよう!!
もう学校もバイトも行かなくていいわけじゃん?ここは私の大好きなドラクエの世界、それを体験できるなんてすごいことだよ?!もしかしたら私はこの世界を救うために導かれたのかもしれない!
…だんだん楽しくなってきた。ニヤニヤ(・∀・)しそうな顔を必死にこらえようと顔を上げると、金髪碧目君が私を見下ろしていた。
「なんだよ、顔にワラがついてるぐらいでそんなに落ち込むなよ。」
「落ち込んでなんかないゆ。」
…慣れないイケと話したもんだからかんじゃったゆ。
「まぁ、それならいい。あんたどこから来たんだ?」
迷った。本当のこと言ったらどんな反応されるのかな。でも昔から嘘をつくのが苦手だったし、馬鹿にされることには慣れてる。馬鹿にされてもいい。信じてくれなくてもいい。この世界の中でくらい真っすぐに生きよう。
今、私いいこと言った。

286 :懲りずにお邪魔します4 :2005/06/07(火) 06:08:15 ID:yLKDiRa1
私は、携帯に残っていた写メを見せながらさっきまでいた世界の説明を始めた。
金髪碧目―――名前はノトというらしい。(惜しい!なんか惜しい!!)まぁ、ノトはびっくりしながらも、私の話をよく聞いてくれていた。
疑う気はまったくないらしい。それどころか私の携帯を取り上げ、いじって喜んでいる。
ノトがお馬鹿さんでよかった(´∀`*)ま、この世界に携帯なんかないんだから当たり前か。

一通り携帯で遊び終わったノトは、村の近くにある高台に案内してくれると言った。
いやいや、私まだ死にたくないし。ノトはそんな言葉を無視して私の手をひっぱって歩き出した。
手を…(´д`*)

ちがーう!恐い!やだ!スライム恐い!神様仏様スライム様!どうか私にお慈悲を!
村を出て数分後、私の目の前にはぐったりしたスライム、右手にはスライム片のついたひのきの棒がにぎりしめてあった。

空はまだ青い。

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